フロア | 人間館 B2F |
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台数 | 1台 |
加工可能素材 | 木材、熱可塑性板材(アクリル、塩ビ等)発泡材 |
加工可能サイズ | X:1200 Y:2400 Z:30 (4×8板が入るサイズ) |
メーカーWebページ | http://www.shopbottools.com/mProducts/prSalpha.htm |
ライセンス | 木材加工ライセンス |
・2D、3Dデータによる切削加工
大型CNCミリングマシンShopBotの使い方
加工中の注意事項
- 機械の稼働中、操作中はオペレーター以外は立ち入らない
- 機械の稼働中は1M以内に立ち入らない
- イヤーマフ、防塵マスク、ゴーグルを着用する
加工条件
- 釘やビスなどの金属片が木材埋め込まれていない、または埋め込まれている可能性のない材料
- 水分や湿気の含んでいない材料
- 反りやあてのない材料
- ビスやクランプなどで安全に固定して加工できる材料
禁止事項
- ガントリーを手動で動かさない
- 稼働中は機械の1M以内に立ち入らない
- オペレーター以外は操作しない
注意事項
- 保護メガネ、イヤーマフや耳栓、防塵マスクなどの保護具を着用
- 使い方の講習を受けていない人がスタッフの監督なしで機械を操作しない
- 非常停止スイッチの位置を把握しておく
- 適切な作業服をスニーカーや安全靴を着用する。サンダルや踵の高い靴、装身具は禁止
- 駆動部分、移動や回転に巻き込まれる可能性があるので機械の操作中の手袋の着用は禁止
- 回転する工具は摩擦と熱を発生させる為、火災の危険性があることを理解して下さい。
1.元となるデータを用意する
- 切り抜き加工、2.5次元的な形状加工の場合のデータ形式は「.ai」「.dxf」が望ましい
※illustratorでデータ作成したものを加工する場合パスデータを0.001ptでdxfで書き出し - 3次元的な加工の場合のデータ形式は「.stl」が望ましい
- 画像データ、PDFなども線として読み込みができれば加工可能
2.データ編集
- 「VCarve Pro ShopBot Edition9.0」のアイコンをクリックし起動
- Create a new fileを開く
- Job Setup(加工する素材情報)を設定
- Job Type 「single sided」にチェック
→Job Size 「width(X)」「Height(Y)」「Thickness(Z)」を入力 - Units(単位)を「mm」にチェック
- Z Zero Postion(Z軸原点位置の設定)「Machine Bed(素材底面)」にチェック
- XY Datum Postion(XY原点位置の設定)「左下」にチェック
- 設定が終わったら「OK」をクリック
3.データのインポート
メニューバーを選択し、[File]→[Import]→[Import Vectors]→加工するファイルを選択して開く
4.加工経路の設定(1)
- Toolpathsを選択
- 加工したいデータを選択
- Profile Toolpath(2D輪郭加工(切り抜き))を選択
- Cutting Depths(切削深さ)の設定
→Start Depth(開始深さ)に加工数値を入力
→Cut Depth(切削深さ)に加工数値を入力 - Tool(工具)の設定
Selectを選択→Tool List→SB starter Set→woodから使用する工具を選択→選択後「OK」をクリック - Machine Vectors..の設定(以下3つのどれかにチェック)
・Outside/Right(外側を加工/右)
・Inside/Left(内側を加工/左)
・On(中心を加工) - Direction(切削方向)の設定
→Climbにチェック - Add tabs to toolpathの設定(切り抜き加工後の材料の固定の為)
※最低でも2つはタブをつけて下さい。 - タブをつけたいデータを選択
→Length(タブ幅),Thickness(切削深さ)の数値を入力 - Edit Tabsをクリック
→タブをつけたい箇所にカーソルを合わせクリック - もしくはAdd tabs(タブの自動追加)
→Constant Numberで数を設定 - 「Close」をクリック
- 設定が終わったら「Calculate」をクリック
5.加工経路の設定(2)
- Toolpathsを選択
- 加工したいデータを選択
- Pocket Toolpath(ポケット(掘り込み)加工)を選択
- Cutting Depths(切削深さ)の設定
→Start Depth(開始深さ)に加工数値を入力
→Cut Depth(切削深さ)に加工数値を入力 - Tool(工具)の設定
Select→Tool List→SB starter Set
→woodから使用する工具を選択→「OK」をクリック - Clear Pocketの設定
→Offset(外形に沿って加工)Raster(水平走査での加工)のどちらかをチェック - Cut Direction(切削方向)の設定
→Clmbにチェック - 設定が終わったら「Calculate」をクリック
6.Preview Toolpaths(プレビュー)の確認
- Toolpathsを選択→加工したいデータを選択
- プレビューを見たいプログラムを選択
- 再生ボタンをクリックするとプレビューを開始
7.Toolpaths Summary(推定加工時間)の確認
- 時計のマーク(Summary of all Toolpaths, including estimated times.)をクリックする
- Total machining timeで推定加工時間を確認する
8.プログラムを保存
- Save Toolpathsを選択
- Toolpaths to be saved...の欄を確認
- Toolpaths欄のそれぞれのプログラムにチェックを入れ、加工したいプログラムが選択されていることを確認
- プログラムの加工順が適切であるかを確認(Toolpaths欄の上から順番に加工されます)
- 確認後、「Save Toolpath(s) to File」をクリック
- DesktopにあるProjectsフォルダを選択
→File nameは半角英数字で入力
→Saveをクリックし、保存 - Openをクリック
9.マシンの起動
- PCを起動
→コントロールボックスからUSBケーブル、RPMケーブルをPCに接続 - 機械のブレーカーを2つともONにする
- コントロールボックスのツマミを回し本体の電源をONにする
- スピンドルボックスのファンが回転するのを確認する
- 「Sb3」を起動
- 本体コントローラの青の「reset」ボタンを押す
- 画面に「STOP Botton is ON!」と表示されるので、OKをクリック
10.エンドミルツール(切削工具)の取り付け
- PC画面上でKey Padを操作しガントリーをエンドミルの取り付けがしやすい位置に移動
- Key Padを消す
※注意! 機械本体に近づく場合は安全のため、Key padを消す - 専用のレンチを用意
- 使用するエンドミルにあったコレットを用意(シャンク径の確認)
- ナットにコレットを挿入(カチッと音がする)
- ナットをスピンドルに緩くねじ込み、エンドミルを差し込む
- 手で軽く締め込みエンドミルを仮締めする
- 専用のレンチを使い本締めをする
11.加工材料の固定
- ビスで定盤と材料を動かないように固定
注意! エンドミルの通り道にビスや固定器具があると機械の破損に繋がる為、固定位置は十分に確認する
12.X.Y軸の原点の設定
- 画面上でKey Padを操作しガントリーを移動させエンドミルの中心を材料の左下角に合わせる
- remoteにチェックを入れる
- 機械本体に近付きマウスを操作して、エンドミルの中心を材料の角に合うよう微調整をする
- 位置が確定したら画面上のZero Axesをクリック→XとYにチェックを入れ「Zero」を押し、実行
13.Z軸の原点設定
- 機械本体に設置してある専用のクリップを金具部分にはさみ通電させる
- プレートをエンドミルの真下に置く
- 通電しているのを確かめる為にエンドミルにプレートを接触させる
- 画面上で入力1が点灯
- 画面上の”Z”アイコンをクリック
- 画面に「Hit ENTER when above Plate and READY to ZERO」と表示されるので、OKをクリック
- OKをクリックすると警告音がし、スピンドルが下がり始める
- エンドミルがプレートに二回触れる
- 画面に「ZEROED! REMEMBER TO REMOTE ALLIGATOR CLIP, ABD PUT AWAY PLATE!」と表示されるので、OKをクリック
- プレートをホルスターに戻す。クリップを外し元の場所に固定
14.加工前の準備
- 集塵機のスイッチをONにする
- セーフティカバーを取り付ける
15.プログラムの実行
- [F]ile→[P]ART FILE LOAD→実行するプログラムを選択→OPENをクリック
- メモ帳のような画面がでるので内容を確認
- スタートをクリック
- 画面上に英語で「スピンドルを回転させて下さい」という旨の文章が表示される
- コントロールボックスに専用の鍵を差し込みON
- 本体コントローラの緑の「START」ボタンを押す
- STARTを押すとエンドミルが高速回転を始める
- 回転を確認したら、画面でOKをクリック
- 警告音が鳴り、設定した原点にガントリーが自動で移動し加工開始
16.加工中の注意事項
- イヤーマフ、防塵マスク、ゴーグルを着用する
- 機械の稼働中、操作中はオペレーター以外は立ち入らない
- 機械の稼働中は1M以内に立ち入らない
- 加工中に異常が発生した場合は緊急停止ボタンを押し、加工を停止する
17.加工終了後
- コントロールボックスの鍵を回しスピンドルの電源をOFFにする
- 集塵機のスイッチをOFFにする
- KeyPadを操作し材料を取り外しやすい位置にガントリーを移動
- 材料を固定しているビスを外す
- 材料を回収
18.エンドミルツールの取り外し
- KeyPadを操作しエンドミルを取り外しやすい位置にガントリーを移動
- セーフティーカバーを取り外す
- 専用のレンチを使いナットを緩める
- エンドミルに手を添え落下しないよう注意しナットを緩め取り外す
19.終了時の片付け
- コントロールボックスのツマミを回し本体の電源OFF
- ブレーカーOFF
- PCの電源OFF
- 掃除をして終了
20.仕上げ
- ノミを使用しタブを切断
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※「ULTRAFACTORY」のロゴを配置しデータを改変しています
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