フロア | 至誠館 4F |
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台数 | 3台 |
メーカーWebページ | https://www.troteclaser.com/ja/laser-machines/laser-engraving-machines-speedy/ |
ライセンス | ULTRA基礎講習 |
【加工可能サイズ】
・speedy360
横×縦:810×500 mm
高さ(切断できる高さではない):210mm
・speedy400
横×縦:990×600 mm
高さ(切断できる高さではない):305mm
【加工可能素材】
・ベニヤ:6mmまで
・MDF:9mmまで
・ファルカタ:13mmまで
・アクリル:10mmまで
・厚紙:4mmまで
・レーザー用ゴム:1.5mmまで
・皮革:2mmまで
【禁止事項】
・反っている素材の加工
・金属、塩化ビニルの含有された素材の加工
・鏡面処理された素材の加工
・可燃性の高い素材の加工
・素材を複数枚重ねての加工
レーザー光線をレンズで一点に収束させ、素材を切ったり彫刻したりできる機械です。
カットしたい線や彫刻したい線をベクターデータで、彫刻したい面をベクターデータもしくはラスターデータで用意し、それらのデータを元に加工ができます。
レーザー光線の「パワー」とヘッドの移動する「スピード」の二つのパラメーターで加工の状態を変化させる仕組みになっているため、「1.2mm彫りたい」のような彫る深さを指定しての加工はできません。パラメーターを調整しながら実験を繰り返すことで、求める状態に加工を近づけていくことができます。
データのつくり方
1.データの作成手順
- 810×500もしくは990×600以内で加工素材のサイズを決める
- Illustratorを起動する
- 加工素材以内のサイズのアートボード作成
- ドキュメントのカラーモードをRGBにしておく
- オブジェクトの作成
・カットしたい線は塗りなしのパスで作成する
・彫刻したい面はパスの面の塗りがある状態で作成する - .aiで保存して持参する
※ここまでやってから工房に来ること(データがないと何もできません!)
2.データ例
※サンプルデータをDLして、Illustratorでファイルを開いて確認してください
※初めての方は必ずDLしてください
データの編集
1.データ編集
※ここからはウルトラファクトリーにあるレーザー加工機専用PCでの作業になります
- カットしたい線の太さと色の設定
・線の太さを0.001mmにする
・線の色をカラーパレット「speedy」の赤にする - 彫刻したい面の塗りの色の設定
・面の色をカラーパレット「speedy」の黒にする
2.出力設定
- 「ファイル」→「プリント」
- 用紙の方向の「自動回転」のチェックを外す→「プリンター(U)」→「詳細設定」
- 「材料設定」の上のプルダウンから材料のカテゴリーを選択
- 「材料設定」の下のプルダウンから材料の厚みを選択
- 「加工オプション」が以下の通りになっているか確認
・「加工モード:標準」
・「解像度:500dpi」
・「カットライン:無し」
・「ハーフトーン調整:カラー」 - 「JC」→「印刷」→「プリント」→ジョブネームのみ入力(半角英数)→「OK」
加工機の操作
1.加工機の起動
- 起動はスタッフがするので、声をかけてください
※ボタンでの操作はしないでください
2.材料のセットアップ
- フタを開け、左上の角に合わせて材料を配置する
3.焦点距離の設定
- 方向ボタンを押し、ヘッドを材料の中央に動かす
※材料の上に赤いポインタが出てることを確認する - 「焦点合わせジグ」をセットする
- テーブル上下ボタンを押し、テーブルをジグに軽く接触する高さまで上げる
※ジグは接触すると外れて落ちるようになっている
※テーブルを上げすぎて材料とヘッドを絶対に接触させない! - 落ちたジグを拾ってもとの位置へ戻す
- 方向ボタンを押し、赤いポインタを加工をスタートさせたい位置に移動させる
- フタを閉める
4.加工
- 右下の「接続」(USBのマーク)を押す
- ジョブを加工エリアにドラッグ&ドロップ
- 加工エリア上の十字マーク(ヘッドの位置)にジョブを配置→「スタート」
(マウスのホイールの回転操作でカーソル周辺の画面の拡大縮小ができる)
- 加工中の注意事項
・発火、ヘッドと材料の接触などがないよう、加工機本体から目を離さないこと
・加工音、焦げ溶けの色、煙の色や量などに異常がないか監視すること
・加工中に加工機本体に肘を置いたり、体重をかけたりしないこと
※誤ってボタンを押し、テーブルがヘッドにぶつかり、故障するなどの事故例があります
- 加工が終わったら完成品と残りの材料を取り出す
5.緊急停止のしかた
- 加工中にフタを開けると加工が中止する
- 発火、ヘッドと材料の接触など異常が発生した場合は本体の緊急停止ボタンを押し加工を停止する
- 万が一、消火器を必要とするほど大きな炎が発生した場合は、粉末消火器ではなく二酸化炭素消火器を使用
6.後片付け
- 立ち上げているアプリケーションをすべて閉じる
- ヘッドの位置を左上に移動する
- テーブルを一番下まで下げる
- 鍵を9時の方向まで左にまわす
- ハニカムカッティングテーブルを外す
アルミニウムカッティンググリッドテーブルを外す - 掃除機でゴミを取り除く
- アルミニウムカッティンググリッドテーブルを本体に戻す
- ハニカムカッティングテーブルを本体に戻す
- フタをしめて終了