フロア | 至誠館 4F |
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台数 | 3台 |
メーカーWebページ | https://formlabs.com/ja/ |
ライセンス | ULTRA基礎講習 |
【加工可能サイズ】
・145×145×175(mm)
【加工可能素材】
・スタンダートレジン(Clear v4,Grey v4,White v4)
【禁止事項】
・formlabsの推奨外の3Dモデルの造形
・stl/obj形式以外の3Dモデル
3Dプリンタでモデルを出力するには、もととなる3Dデータが必要です。
3Dデータを用意する方法は、3DCADソフトや3DCGソフトを使って自分でモデリングする、3Dスキャナーを使ってスキャンしたデータを整えて使うなどがあり、用意した3Dデータをstl/obj形式で書き出す必要があります。
stl/objデータをスライサーという出力用変換ソフトで3Dプリンタ制御コードであるGコードに変換することで、機械がデータを加工の動作として理解できる状態になり、3Dモデルデータを出力することができます。
データのつくり方
1.データの作成手段
3Dプリンタで出力するためのデータを用意する方法は以下の手段があげられます
・3DCADソフトや3DCGソフトを使って自分でモデリングする
・3Dスキャナーでスキャンしたデータを整えて使う
・配布サイト等からダウンロードする(有償/無償/権利など注意)
2.モデリングソフトの紹介
以下のソフトウェアはウルトラファクトリー内のPCで使用可能
・Rhinoseros
・fusion360
・AutoCAD
・Maya
・3ds Max
・Design X
・freeform
・ZBrush
3.スキャナーの紹介
以下の機材はウルトラファクトリー内で使用可能
※使用希望の際は要相談
・capture
・AICON
4.ファイルの形式
※上記のいずれかの方法で作成した3Dモデルデータは必ずstlかobjというファイル形式で保存して持参してください
5.参考サイト
出力に適した3Dモデルの作成方法(formlabs公式)
データの編集
1.サイズと破損の有無の確認
※ここからはPreFormというForm2専用のスライスソフトでの作業になります
※PreFormはウルトラファクトリーのPCで作業できるほか、自分のPCにダウンロードし使用することもできます
- PreFormを開く
- どのForm2で何色のレジンを使用するかスタッフと相談する
- 持参したstl/objデータを開く
- サイズが大きすぎた場合、縮小してもいいか確認される
・寸法が変わってもいいならそのまま進む
・寸法が変わって欲しくなかったらモデリングからやり直す - データに穴があったり面が交差するなど不備があった場合、自動で修復するか確認される
・修復による形状の変化が許容できるならそのまま進む
・修復による形状の変化が許容できないならモデリングからやり直す
2.サポートの生成
- Support→Auto-Generate All→サポートが生成される→PRINTABILITYがPassになっているか確認する
- passになっていない場合や後処理しにくい位置にサポートが生成されていた場合、サポートの位置を手動で編集する必要がある
・EDIT SUPPORTS→編集
・モデルの赤くなっている部分:サポートが足りない部分
・モデルに付いている白い点 : サポートとモデルの接点(タッチポイント)
・不要なタッチポイントをクリックして消去したり、サポートが不十分な箇所にタッチポイントを増やす
・やすりがけなどの後処理をしにくい部分はサポートの生成を避けるように編集するとなおよい
3.データのアップロード
- プリントを開始ボタンを押す
- プリンタ名とジョブ名を確認
- ジョブをアップロード
5.参考サイト
PreFormの使い方(formlabs公式)
Form2の設定
1.材料準備と出力開始
- データが送信されているか確認し、「Print Now」表示を押す
- プリンター上部のフタを開け、プラットフォームがセットされているか確認する
- プリントできる状態が確認できたらボタンを押す
2.出力
- プリント開始まで待機する
3.緊急停止のしかた
- 出力中にボタンを押すと一時停止する
「Abort Print」でプリントがキャンセルされる
4.仕上げ
- ゴーグル、マスク、手袋をつけ、作業場の換気を行う
- 造形物をプラットフォームごと取り出す
※硬化していないレジンが溜まっている可能性があるので慎重に取り出す
- washにセットし、時間を設定して開始
- 終了したらIPAがこぼれないように取り出し、「Sleep」を選択してボタンを押す
- プラットフォームから造形物を剥がし、cureにセットし時間と温度の設定をして開始
- 終了したら、取り出してサポートを剥がす
5.参考サイト
Form Washの使い方(formlabs公式)
Form Cureの使い方 (formlabs公式)