京都芸術大学の中期計画『瓜生山学園VISON 2021』では、芸術教育の社会実装による教育力強化のため、この一連のプロセスを各段階で短期間に繰り返すことを重要視しています。また、本学ではこれまで多地域・多世代にわたって教育を展開してきましたが、これからの時代、より強く求められるのは“領域を横断した学び”です。13もの多彩な学科にプロフェッショナルと学生が集い、多分野が横断的に出会うことで生み出される新たな知見こそが、本学の強みです。
本学の「オープンイノベーションプロジェクト」は、社会問題を解決し、価値創造を生み出すプロジェクトが機能するプラットフォームとしての役割を担います。企業やスタートアップにとっては、新たな事業機会の創出に。学生にとっては社会の課題に向き合い、失敗を繰り返しながら“本物”で学ぶ場に。伝統工芸からIoTを活用した新技術・サービスまで、未来のクリエーションを生み出す開発拠点が、いよいよ始動します。
1977年に前身の京都芸術短期大学の開学から42年を迎える総合芸術大学。1998年には、4年制の芸術大学で初めての通信教育課程を開設しました。現在、18歳から95歳が学ぶ日本で最も学生数の多い日本最大規模の芸術大学です。教育方針の一つとして「芸術教育の社会実装」を掲げ、企業や自治体、海外の大学と連携した様々な課題解決プロジェクトを推進しており、文部科学省、経済産業省の各種事業にも採択されるなど、その活動に注目が集まっています。
株式会社クロステック・マネジメントでは、トップクリエイターや事業開発の専門家、コミュニケーションクリエイター、IoTをリードするエバンジェリストらが開発支援に加わり、新しい作品・技術・サービス・知的財産などの創出や企業とのマッチングを図っています。また、プロダクトアウト後は、企業のマーケティング活動をワンストップで支え、社会で「共感」される商品・サービスへと深化させる事業を展開しています。
PROGRAM
COLLABORATION PROGRAM
連携プログラム
法人向けに、下記のような連携プログラムをご準備しております。
ご要望に沿って、コラボレーションメニューの
提案が可能です。視察を含め、お気軽にご相談ください。
- 新規事業としてサービスや製品を生み出すための「研究LAB」の設置
- 大学在籍のトップクリエイターや学生の斬新なアイデアを取り入れた「産学公連携事業」の実施
- 大学施設・設備を活用した「カンファレンス・交流会・ミーティング」などのイベント開催
- クロステック・マネジメントおよびABBALABによる「スタートアップ向けファンド支援」機能
- 奨学を目的とした企業・団体などの寄付金を財源とした「寄附講座」の開催
京都芸術大学へのご支援をお考えの皆様へ
京都芸術大学では、教育目標に掲げる「社会の変革に役立てる人材の育成」の実現に向け、新工房拡充等といったキャンパスの充実をはじめ、就職活動支援・学費支援・施設設備整備・大学に一任という“4つの柱”を中心に、継続した支援を呼びかけています。これから芸術を学び、芸術によって未来を切り拓かんとする学生たちに託す贈り物として皆様からのご支援をお待ちしています。
*本学においては寄附者の皆様への顕彰制度や、税制上の優遇措置制度を設けています。
学校法人瓜生山学園
京都芸術大学URYU YOUTH募金
https://www.kyoto-art.ac.jp/other/donation/
OPEN INNOVATION
京都芸術大学と株式会社クロステック・マネジメントの コラボレーションだからこそ、充実のスタートアップ支援を実現! クロステックデザインコース・小笠原治教授ほか第一線で活躍する専門家や 世界レベルの工房を活用した、制作プロセスのサポートによって、 企業や研究機関との「オープンイノベーション」を推進します。
時代に求められるプロダクト&サービスを
この“創造的工房” から
「デザイン思考」や「デザイン経営」は、近年、注目されているキーワードです。新しいテクノロジーによって社会が大きく変わろうとしているいま、これまでとは異なる考え方やアプローチでサービスとプロダクトを創造していくことが求められています。ただ、そのことをよく理解している経営者もデザイナーも、実はほとんどいません。なぜなら、イノベーションを前提としたモノづくりやサービス開発のあり方は、これまでとは少し違っているからです。
本学のオープンイノベーションプロジェクトは、経済産業省の「Startup Factory構築事業*1」にも採択された、先進的な内容です。企業やスタートアップと学生が一緒になって、事業として展開していくことを前提としたモノづくりをサポートしています。工作機器だけでなく試験機器も導入することで、開発者の手を離れて、ユーザーに安全に使い続けてもらうためのテストが可能となり、「モノづくりの責任」をこの工房内で果たすことができるのも強みです。
企業やスタートアップの皆様には、大学と企業がフラットに交わることで、組織のルールや評価から一旦離れ、新たな視点でイノベーションに取り組んでいただけるのではと感じています。
*1Startup Factory構築事業とは
ハードウェアをはじめとした独自のプロダクト開発と、その量産に挑む「スタートアップ」を支援するための拠点構築を、経済産業省が後押しするプロジェクト。京都芸術大学の「オープンイノベーションプロジェクト」は、平成29年度補正予算「Startup Factory構築事業」に採択され、支援事業を開始しました。
INTERVIEW
京都芸術大学と株式会社クロステック・マネ ジメントのコラボレーションだからこそ、充実のス タートアップ支援を実現! クロステックデザインコース・小笠原治教授ほか第 一線で活躍する専門家や世界レベルの工房を活用し た、制作プロセスのサポートによって、企業や研究 機関との「オープンイノベーション」を推進します。
小笠原 治 Osamu Ogasahara
株式会社ABBALab代表取締役、さくらインターネット株式会社フェロー、経済産業省新ものづくり研究会委員及びフロンティアメーカーズPM、福岡市スタートアップ・サポーターズ理事など。2017年より京都芸術大学情報デザイン学科クロステック デザインコース教授。